結婚記念日と家内の言葉

こんにちは。じいたんです。
初夏の陽気のゴールデンウイークになりました。皆さんそれぞれの休日を楽しまれていることでしょう。
私事ですが、本日、5月2日は私と家内の結婚記念日です。
もう何回目でしょうか。30回を超えているのは間違いないですね。

家内とは高校がいっしょで15歳の時に知り合いましたので、結婚した時点で11年のつきあいがありました。ですから、お互いによくわかっていたつもりなのですが、それでも結婚してから知った彼女がたくさんいます。
そんな中でとても驚かされたことがあります。
娘たちが5歳と3歳くらいの時だったでしょうか。二人を前にして彼女はこう言いました。
「お母さんは、あなたたちが大好きだけれど、一番大切なのはお父さんだからね」

子どもたちにとって、両親の仲がよいというのは何よりも大切と言っていいでしょう。親の仲が不穏ですと、子どもはすぐに察知します。精神的に不安定な幼児期を過ごした子どもに長じてからどんな影響があるかわかりません。
家内はそれをわかっているのでこんなことを言ったのです。彼女がこういう毅然とした態度の母親になるとは想像していませんでした。
私はかなわないなぁと思いました。と同時に、出身校はとてもいい人を紹介してくれたなと感じました。

とは言え、時として私からみると厳しすぎる母親でもありましたので、その分、私はゆるキャラを演じて「人に迷惑をかけない限り、人生は自由、君たちのもの」という態度で接してきました。もともとゆるキャラなんですけれどね。

花嫁衣裳の家内は髪のセットがきつすぎて痛みをこらえているせいで、かなり険しい表情です。この人をどのくらい笑わせられるかが私の役割だと思っていました。
それから30数年。そこそこ成功したんじゃないかと感じています。