楽しいだけじゃない、心に響いた紙芝居上演会

大江小学校のシンボル「おおえのき」を描いた卒業制作

これまで実施してきた学校でも大好評だった、声優さんによる紙芝居上演。2017年は、9月19日(火)に、熊本県熊本市立大江小学校で行いました。学校を訪れると、素敵な笑顔で校長先生が出迎えてくれました。「大江小学校では、『あいさつ』をとても大切にしているんです」。校長先生の言葉通り、校内で子どもたちにすれ違うと、とても元気よく「こんにちは!」と声をかけてくれました。

 

 

②「やさしいこころ」朗読

「やさしいこころ」を読む永澤さん

紙芝居上演を行ったのは、1・2・3年生。学年ごとに、それぞれ約100名が参加してくれました。そして、紙芝居を読んでくれたのは、永澤菜教(ながさわ・なお)さん。みんなにおなじみのアニメ、ちびまる子ちゃんのブー太郎などを演じています。

今回は、運動本部オリジナル紙芝居「やさしいこころ」を含めた、3作品を永澤さんに上演してもらいました。

 

 

いよいよ、上演会のスタート!

普段の生活の中で、プロの声優さんにはなかなか出会えません。子どもたちは、目の前に登場した声優さんにドキドキそわそわしています。

永澤さんがブー太郎の声で自己紹介すると、「この声知ってるー!」「本物だぁ」と、よろこびや驚きの声が次々と聞こえてきました。子どもたちと一緒に見学していた先生たちも、これには思わずにっこり。どうやら、その存在感や人を引き込む魅力は大人たちにも伝わったようです。

 

③迫りくる子ども

永澤さんの足元まで迫る子どもたち

さて、みんなの気持ちが盛り上がったところで、いよいよ作品上演がスタート。

永澤さんが七色の声で読み進めると、みんな、食い入るように紙芝居を見つめます。あこがれの声優さんが読む紙芝居には、それだけ集中して、物語の世界に入り込んでしまう魅力があるのでしょう。

 

 

 

じゃんけん大会も大盛り上がり!

ずっと座ってお話を聞いているのは疲れてしまうから、と途中でゲームの時間を取り入れます。ゲームは簡単、全身を使って行うじゃんけん大会です!

全員が教室いっぱいに広がって、みんなで体を大きく使って、「「じゃーん、けーん、ぽんっ!」」。

「負けちゃった~」「きゃー!勝った!!」と、子どもたちは大はしゃぎ。ゲームもとても楽しんでくれました。

本を読んだり勉強するって大切なんだよ

最後の作品が読み終わると、永澤さんへの質問タイム。これまで200以上の役を演じてきた永澤さん。子どもたちは、「なんでいろいろな声が出せるの?」と興味津々です。

「声優さんも役者さん。別人を演じているから違う声になるんだよ。ぜひ本をたくさん読んでね。いろんな人の気持ちになれるから」とそのヒミツを教えてくれました。

そして、永澤さんからは、子どもたちへもうひとつのメッセージ。「本を読むのもそうだけど、勉強もちゃんとした方がいいよ。大人になってから、やっててよかった!と思うことがたくさんあるから」。そんな言葉に、真剣に耳を傾ける子どもたちの姿がありました。

 

⑤最後にハイタッチ

最後は笑顔でハイタッチ!

紙芝居上演会は、ただ楽しいだけじゃありません。大人から子どもへ、伝えたいことが伝わる時間でもあるのです。

先生たちも、子どもたちが元気に前向きになれたとおっしゃってくれたこの上演会。子どもたちにも、忘れられない時間になったのではないでしょうか。

※今回上演した、運動本部オリジナル紙芝居「やさしいこころ」の内容は、こちらからご覧いただけます。

 


実施概要
主催:公益社団法人「小さな親切」運動本部
補助団体:公益財団法人 JKA
協力:「小さな親切運動」熊本県本部(熊本銀行)
出演:永澤菜教(ケッケコーポレーション所属)
日時:平成29年9月19日(火)
場所:熊本市立大江小学校
上演作品:『やさしいこころ』 『おねぼうなじゃがいもさん』 『きつねとごんろく』