おもちゃで「ありがとう」を伝えちゃおう!

今年の工作教室は夏休みの平成28年8月18日(木)、大分県杵築市で開催。山香児童館
に集まってくれたお友達がどんなことをしたのか、紹介しちゃうよ。

2016年8月18日大分県杵築市今回は何をやるんだろう?
参加したお友達も興味津々

おもちゃ作りを始める前日、まず講師の有賀忍(ありが・しのぶ)先生から自己紹介。
有賀先生は「先生って呼ばないで。有賀もいらない!しのぶだからしのちゃん。でも、それじゃあおもしろくないからひっくり返しで“ちゃんしの”。今日は“ちゃんしの”って呼んでね」
って言った。それからは、会場の中に「ちゃんしのー!」ていう大きな声がたくさん聞こえていたよ。

2016年8月18日大分県杵築市2さあおもちゃ作り!と思ったら…お部屋の中に顔のないおばけが登場。
みんなびっくりしていたけど、ちゃんしのの「おばけに顔をつけてあげて」の一声で、おばけに一斉にかけよって、ちゃんしのが描いた目や鼻、口をおばけにどんどん貼りつけていく。
前や後ろ、おしりのあたリにも顔が!
みんなは「自由に顔が作れるってたのしい-!」て言ってくれたよ。

おばけに顔をつけてあげたら次は今日のお楽しみ、メインイベントのおもちゃ作りの始まりだ!

作ったのは牛乳パックを使ったふたつのおもちゃ。
まず作った「回転円盤おばけ百面相」は表情がころころ変わる、おばけのおもちゃ。
低学年のおともだちには、ちょっと切るのがむずかしいところもあったけど、上級生のお兄さんやお姉さんに手伝ってもらいながら完成させていた。

何が一番楽しかった?そう聞くと「おばけの顔を描くところ」って教えてくれたお友達がたくさん!
「絵を描くのは苦手だけど、今日はとっても楽しかった」って言ってくれたお友達もいて、うれしかったな。

もうひとつのおもちゃは「お口パクパクカード」。
牛乳パックをたたんで切り込みを入れるだけで作れちゃう。でも、切り込みの入れ方で全然違う、いろんな表情が作れるから実はとっても楽しめる。
おまけに今回はそれだけじゃない。お口の中にメッセージを書いて、おうちの人やお友達へのプレゼンにしたんだ。
ちゃんしのは、いつも照れくさくて言えない「ありがとう」を伝えてあげると、それを聞いた人はよろこんでくれるんだよ、ていうこともみんなに伝えたかったんだよね。

2016年8月18日大分県杵築市3こんなちゃんしのの気持ちが伝わったのか、中には「おとうさんとおかあさん、どっちにも作る!」 って言ってくれたお友達もいたんだ。
かんたんに気持ちを伝えるメッセージカードにもなる「お口パクパクカード」、このレポートを読んでいる君にもぜひ作ってほしいな。

一緒に参加してくれた児童館の先生たちは、今回参加できなかったお友達にも作り方を教えてあげたいって話してくれた。もっともっとたくさんのおともだちが楽しんでくれると、私たちもうれしいな。

おもちゃ作りはやりたいことが自由に作れる魔法の時間。これからも、ぜひいろいろ作ってほしい!

※今回制作したおもちゃの作り方は、こちらからご覧いただけます。

 


実施概要
主催:公益社団法人「小さな親切」運動本部
補助団体:公益財団法人 JKA
協力:「小さな親切」運動大分県本部、「小さな親切」運動杵築市支部
講師:有賀忍(江戸川大学こどもコミュニケーション学科客員教授)
参加協力:杵築市立山香小学校
日時:平成28年8月18日(木)
場所:山香児童館