子どもに教えることよりも、教わることの方が多い

こんにちは。じいたんです。

私、子育てをしていて真っ先に思ったことがあります。

「子どもに教えることよりも、教わることの方が多いんだな」

生まれて間もない赤ちゃんからも学ぶことがたくさんあります。例えば、赤ちゃんは会話ができません。でも、人間関係づくりはとても上手。お母さん、お父さんが笑いかければ、一生懸命に笑みを返そうとします。なにしろ、親に見放されたらもう生きていけないのです。笑顔だけで勝負!なんです。そしてその笑顔にはありがとうの気持ちもこもっているように、私には見えます。もしかしたら、赤ちゃんは「小さな親切」運動の八か条を覚えてから生まれてくるのかも!

こんな風に周囲の人に笑顔を振りまき、いつも「ありがとう」を忘れなかったら、大人の世界でも十二分にやっていけるのではないでしょうか。

子どもができると、大人になれる。(はずなのですが)

そしてしばらくしてから思ったこと。

「子どものおかげで、自分は大人になれたんだな」

例えば学校で新入生が来なかったら、ずっと最下級生のままですよね。新入生が来て初めて先輩になれる。先輩らしく頑張ったり、振舞ったりしなくてはいけないなという気持ちになるわけです。

私も親になったおかげで、大人らしくしないといけないという気持ちになれたんだと思います。この自覚が不足していると、ちょっと困ったことになります。

例えば、子どもに奥さんを取られたような気持になって、不機嫌になる旦那さん。どこかにいませんか。大人になれない大人、ですね。

本来なら「妻と子を俺が守るぞ」にならなくてはいけないのに。ただでさえ、奥さんは不慣れな育児でてんぱっているのに、これでは大変ですよね。

で、どうするかというと、やはり自覚を促すことだと思います。母親と違って、父親はいきなり父親になれないのです。

赤ちゃんを抱っこして人形劇のようにして「いつも、僕とお母さんのために働いてくれてありがとう」と言ってみる。

「お父さんに抱っこしてもらいたいの? じゃあ、お願いしてみようね」とかです。

要は、旦那さんを持ち上げるようにしつつ、自覚を促すことが肝心です。ちょっと面倒ですけれどね。でも、自覚してもらないと、この先ずっと困りますから。