2015年2月27日 周防大島町立久賀小学校 5・6年生


5・6年生の授業(じゅぎょう)レポート
山口県 大島郡(おおしまぐん)周防大島町立久賀(すおうおおしまちょうりつ・くか)小学校



【小学校があるのはどんなところ?】

山口県岩国(いわくに)市内から橋を渡ったところにある、瀬戸内海(せとないかい)に浮かぶ島が周防大島町です。しかも島全体が瀬戸内海国立公園(こくりつこうえん)に指定されています。
なんだかとても南国(なんごく)の香りがただっているなあ、と思っていたら、実はアメリカのハワイ州カウアイ島と姉妹島(しまいとう)なんだそう。クールビズの季節(きせつ)には、大人たちはアロハシャツを着るそうで、学校の門構(もんがま)えも南国です!

今回は、少し規模(きぼ)の小さな小学校なので、ふたつの学年のお友達がいっしょに授業を受けてくれましたよ。



【授業のようす】


1.コタローの気持(きも)ちになって

授業をしてくれる宮島(みやじま)先生からお願(ねが)いがありました。
今日は、コタローがそのときどきでどんな気持ちになったのか、考(かんが)えながら見てくださいね、と。自分がコタローだったらどんなふうに思うのかな?



2.紙しばい「つなみのひ」朗読

紙芝居朗読

いつもとちがう、音楽室での授業。ちょっと緊張(きんちょう)していたようですが、最後(さいご)まで集中(しゅうちゅう)して見てくれました。



3.みんなに気持ちを聞いてみたい場面(ばめん)は?

紙しばいを見て、このときのコタローの気持ちについてみんなと話してみたい、という場面を聞きました。そして、みんなにどんな気持ちだったのかも聞いてみました。

●ポンタがいなくなってしまった場面
scene03


・大親友がいなくて悲しい
・ひとりでいられない
・ポンタは無事(ぶじ)なのかな

●おにぎりをめぐって、大人が言いあらそいをはじめた場面
scene07


・なんでこんな時にけんかなんかするんだろう
・早くやめてほしい
・仲直りしてほしい
・分け合ったり、助け合ったりすればいいのに

●みんなで大きないかだを作(つく)る場面
scene11


・ポンタに会えると思うとうれしい
・みんなを救おうと思ってがんばった
・みんなで協力すれば大きないかだも作れる



4.みんなの生活の中で考えてみよう

最後に、自分たちの生活の中で、みんなと力を合わせてよかったことや、やった方がよかったのにできなかったことはなかったか、考えてもらいました。



海に浮かぶ島ではあるけれど、瀬戸内海はとてもおだやか。津波(つなみ)や地震(じしん)もほとんどないそうです。災害(さいがい)が起きたらどうなるのか、なかなか考えるのはむずかしいですが、コタローの気持ちになってみることで、少し、こうなのかな、って思ってもらえたようです。
久賀小学校のみなさん、ありがとうございました!