はがきキャンペーン 応募要項
第36回エッセイコンテスト~はがきキャンペーン~の応募受付は、終了いたしました。
応募してくださった皆様、ありがとうございました。
応募要項を
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普段は言えない、またあのとき言えなかった「ありがとう」を伝える親切エッセイコンテスト。
心の中にしまいこんでいた感謝の気持ちやふとした時に感じた人のやさしさを、エッセイに綴ってこの機会に伝えてみませんか。
今年も東京2020大会に向けて海外の方との心の交流にまつわるエピソードを大募集。
みなさまのたくさんのご応募お待ちしております。
第36回エッセイコンテスト~はがきキャンペーン~

テーマ
- 心から伝えたいありがとう
特別テーマ
- 世界との出会い ~ ありがとう どういたしまして ~
対象
子どもから大人まで
応募方法
いずれかのテーマを選び、そのテーマにそった体験をエッセイにして、ご応募ください。
なお、応募方法に関わらず、タイトル・氏名(ふりがな)・年齢・職業または学校名・住所・電話番号を必ず明記ください。
- ● はがきで応募
- 体験をもとにしたエッセイをはがきに書いて、はがきキャンペーン係宛にご応募ください。
- ● メールで応募
- 体験をもとにしたエッセイを、下記メールアドレス宛にお送りください。
- ●WEBサイトから応募
-
専用応募フォームからも直接ご応募いただけます。
→ 現在受付は終了しております
送り先
公益社団法人「小さな親切」運動本部 はがきキャンペーン係
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-20-4
メールアドレス
応募字数
600字以内、タイトル20字以内
しめきり
令和2年 9月8日(火)〈 当日消印有効 〉
入賞発表
令和2年11月上旬 (読売新聞紙上、「小さな親切」運動本部WEBサイト上)
賞について
- 大 賞 1名
- 日本郵便賞 1名
- 読売新聞社賞 1名
- 審査員特別賞 1名
- フレンドシップ賞 1名
- 入 選 20名
表彰式
令和2年11月22日(日) 全国表彰式席上
※ これらの個人情報は、第三者に提供することはありません。入賞・入選者の発表については、事前にご本人にお知らせいたします。
※ 応募作品は自作・未発表のものに限り、著作権は公益社団法人「小さな親切」運動本部に属します。また、応募作品は返却いたしません。
※ 応募作品は運動本部WEBサイト及び『小さな親切』誌等で紹介することがあります。その際作品のタイトル変更及び補作を行う場合があります。
※ 選外作品も書籍発行時に作品収録の可能性があります。なお、その際は事前にご本人にお知らせいたします。
主催 公益社団法人「小さな親切」運動本部
後援 日本郵便株式会社 読売新聞社
入賞作品より~胸がキュンとするいい話
第34回「小さな親切」はがきキャンペーン入賞作品
校長先生 東京都 松尾 結実(16)

これまで関わった先生の中で、一番出会えてよかったのが校長先生だという人は、ほんの一握りではないだろうか。
私が現在通っている高校を志望した一番の理由は、この校長先生の話を聞くことができる環境が羨ましいと思ったからだ。
集会などで話される退屈なはずの校長先生の話。しかし、この校長先生の話は、言葉一つ一つを大切にし、自分自身に語りかけているようで、私以外の生徒も、校長先生の話の時には背すじを伸ばして耳を傾けていた。誰に対しても気さくで、飾らない校長先生が離任と聞いた時の衝撃を、今でも覚えている。
校長先生の最後の言葉は、
「僕が良い校長だと周りから言われたのは、君たちが生徒だったからなんだよ」
初めて聞く涙声で、そう語った。
体育館全体のしんみりとした空気を肌で感じた。どこからかは、すすり泣く声が聞こえた。これまで校長先生の言葉に動かされたのは、私だけではなかったと知った。
同じ学校にいたのはたった一年。しかし、その一年は私の人生を大きく変えた。言葉で人を動かしたいと、コピーライターという将来の夢を見つけた。
いつの日か、自分が手がけた言葉があなたの目にとまり、ほんの少しでも心に残りますように。
第28回「小さな親切」はがきキャンペーン入選作品
金魚とわたしと職員さん 兵庫県 幾田 綾夏(20)

数年前の夏、引っ越しのため、長年育ててきた金魚たちを手放すことになりました。小学生のとき、お祭りの金魚すくいで我が家にやってきた金魚たち。彼らは成長して産卵し、やがて赤ちゃん金魚が誕生!命の神秘を見せてくれました。
引っ越しが近づく中、引き取ってくれる人も見つからず、私は焦っていました。公園の池で育ててくれないだろうか?すがる思いで、市の公園を管理する部署に相談にいきました。こんな、仕事に関係ない困り事など聞いてもらえないと思っていたのに、対応してくれた職員の方はちゃんと話を聞いてくれて、心当たりを探してくれました。
何本か電話をかけたあと、「引き取ってくれるところが見つかったから、昼から金魚を持ってきてください。車を出しますから一緒にいきますか?どんなところか見たいでしょ」と言ってくれました。
あのときの気持ちは忘れません。私も金魚たちも救われた思いでした。
それから、車で市内の幼稚園に連れていってもらいました。園庭の隅にある池に放たれた金魚たち。園児たちがやってきて、「金魚や!名前は何にしようか?」と、早速仲間に入れてくれたように感じました。
仕事を超えて、金魚たちの引っ越しを手伝ってくれた市の職員さん、本当にありがとうございました。寂しさと安心と、感謝いっぱいの大切な思い出です。