親といっしょなら、子どもはなんでも楽しいのです

こんにちは。じいたんです。
前回の続きでお料理の話です。孫といっしょに「白玉づくり」に挑戦してみました。白玉を選んだ理由は、粘土に似ていると思ったことと、失敗しても作り直しがききそうと考えたからです。
が、実際にやってみると、じきに2歳になる孫娘と4歳の孫は、想像以上に上手に作りました。
材料は白玉粉と水だけです。これを丸くこねてからつぶします。なんだか、赤血球のような感じでしょう。

 

私が“ヘモグロビンみたいだなぁ”と言いますと、孫が
「ヘモグロビンってなに?」とすぐに食いついてきました。子どもは難しい言葉の方が覚えるのかもしれませんね。スマホで、ヘモグロビンの写真を見せました。
「でもこっちは赤いよ。白玉は白いよ」と言いました。
「だって赤かったら、赤玉になっちゃうでしょ。でもヘモグロビンがあるから血は赤いんだぜ。覚えておくといいよ」
楽しみながらの勉強なので、もしかすると覚えたかもしれません。
それにしても料理というのは、科学の実験に似ていますね。
お鍋の中の水はお湯になっていきますし、やがては水蒸気になります。鍋の中には対流が起きて、白玉がそれにあわせて泳ぎ、やがて水面に浮かんできます。どういう意味かわからなくても、現象を見るだけでも知識になるでしょう。
孫娘が作った打ち豆みたいな大きさの白玉はすぐに浮き上がってきました。湯面に白玉が浮かんできたら、もう鍋からあげていいのです。
「このちゃん(孫娘の名)のが一番!」というと、嬉しそうにしていました。
特におもちゃとかなくても、子どもは親といっしょにすることならなんでも楽しいのだと思います。大事なことはきちんと子どもに向き合うことだけ。
さあ、どんな風に食べましょう。あんこをつけたり、きなこをつけたり、練乳をかけてみたり、いろいろな味の白玉が作れました。
なんといっても自分たちで作ったのですからね。
楽しく、おいしく、いただきま~す。