第48回「小さな親切」作文コンクール応募要項

身近な親切や思いやりがテーマで、書きやすいと人気の「小さな親切」作文コンクールは、今年で第48回目。全国でもトップクラスの応募数を誇る老舗のコンクールです。
今年は特別テーマ「私の心のワクチン」を設けました。コロナ禍を経て気づいた人の温かさなど、あなたの体験、感動、想いをつづってみませんか。

今年度の募集は締め切りました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。

応募要項
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テーマ

「小さな親切」

特別テーマ

私の心のワクチン

応募資格

小学生・中学生(小中学生と同じ学齢のものを含む)

応募字数

400字詰め原稿用紙3枚(1200字)以内 ※題名、氏名等は含まず

応募方法

作文の冒頭に題名、学校名、学年、氏名とフリガナを明記してください。

1)学校・地域組織(道府県本部・市町村支部)でまとめて応募する場合
「応募添付書」に必要事項を明記してお送り下さい。

2)個人で応募する場合
学校住所、自宅住所も明記して下さい。

※ 詳しくは応募要項をご覧ください。

締切り

令和5(2023)年9月22日(金)必着

送り先

公益社団法人「小さな親切」運動本部 作文コンクール係宛

〒101-0061
東京都千代田区神田三崎町2-20-4
TEL:03-3263-2866  FAX:03-3263-3838

※ 地域組織(道府県本部・市町村支部)主催による作文コンクールが開催されている地域は、そのコンクールの要項にそってご応募ください。

【コンクールを開催している県本部】
栃木県本部・埼玉県本部・長野県本部・静岡県本部・福井県本部・奈良県本部・徳島県本部・香川県本部・北九州市本部・大分県本部・熊本県本部・鹿児島県本部
※市町村支部については運動本部にお問い合わせください。

入賞発表

令和5(2023)年11月中旬(「小さな親切」運動WEBサイト等)

表彰式

令和5(2023)年11月24日(金)全国表彰式席上

注意事項

<応募作品について>

・ 作品はご本人のもので1人1作品とし、未発表のものに限ります。他コンクールの応募作品とテーマ及び内容が著しく似通っている場合は、重複応募とみなし入賞・入選を取り消す場合があります。

・ AI(人工知能)文章生成ツール、他人の作品等を流用した応募作品は審査対象外となります。審査後に流用が発覚、または本人が流用を認めた場合、入賞・入選を取り消す場合があります。

・ 応募作品を「小さな親切」誌等で紹介する場合、作文のタイトル変更及び補作、部分変更を行うことがあります。

・ 応募作品は返却いたしません。

・ 応募作品の所有権及び著作権は、公益社団法人「小さな親切」運動本部に属します。

<個人情報について>

・ 応募者の個人情報は、審査及び審査結果の通知、作品に関する問い合わせ、入賞・入選者の発表、表彰式の案内など本コンクールに関する業務に使用します。

・ 入賞・入選者の都道府県名、氏名、学校名、学年、作品は、新聞・当本部の情報誌・WEBサイト等に掲載します。公表できない場合、入賞・入選を取り消す場合があります。

主催 公益社団法人「小さな親切」運動本部
後援 内閣府/文部科学省/NHK/毎日新聞社
協賛 カシオ計算機株式会社 株式会社サクラクレパス

コロナ禍の子どもたちが教えてくれた“大切なこと”

令和3年(2021)度の「小さな親切」作文コンクールは、通常テーマ「小さな親切」に加えて、特別テーマ「コロナが教えてくれたこと」を設けました。 “ウィズコロナ”が日常となった子どもたちの作文には、幸せの本質や人の心の在り方など、大切なメッセージがたくさん詰まっていました。

特別テーマに寄せられた作文の傾向を一部ご紹介します。

“当たり前”が幸せ

圧倒的に多かった作文のテーマは、コロナ前の日常が「いかに幸せだったか」気づいたというもの。学校行事や修学旅行に加え、人生の節目となる入学式や卒業式、一生懸命練習に打ち込んだ部活動の大会などが中止となり、多くの小中学生が残念な想いを綴っていました。
コロナによって、一生の思い出となる機会がたくさん奪われてしまったことに胸が痛くなりますが、これまで当たり前のように過ごしていた学校や家庭での日常は、「決して当たり前ではない、とても幸せなものだったのだ」と気づいた子がたくさんいました。だから、これまで以上に、家族や身近な人に感謝しながら、一日一日を大切にしよう……と、彼らは前向きに”今“を生きています。
年を重ねた大人のように、達観した子どもたち。早くのびのびとした生活ができるよう願っています。

大人への批判の目

クラスメイトとの楽しい食事の場である給食の時間は「黙食」となり、友達と遊んだり、家族との旅行や外食もできなくなりました。学校や家で、様々な制限を強いられている子どもたちの「息抜きの場」は多くありません。
そんな中、テレビで目にするのは、緊急事態宣言中にも関わらず、路上や居酒屋で遅くまで飲み、ハメを外す大人たちの姿。自分たちは感染しない・させないように、いろいろな我慢をしているのに、なぜ大人はルールを守らないのか、と怒りをぶつけている作文もありました。
また、「コロナ差別」「自粛警察」など、他人を攻撃する人に対しても厳しい意見が。「憎むべきはウイルスであって、人ではない」と、多くの子どもたちが相手を気遣う心の余裕を持つよう訴えています。
本来、子どもたちのお手本であるべき大人。我々の言動・行動は常に子どもたちに見られていることを忘れずにいたいものです。

“人の心”を教えてくれたコロナ

家族や身近な人がコロナに感染したり、濃厚接触者になった体験を書いた作文もいくつかありました。通っていた幼稚園で感染者が出たため、濃厚接触者になった妹に、思わず「近寄らないで!」と言ってしまった小学生は、幼い妹を傷つけた罪悪感でいっぱいになりながらも、自分の心を見つめ、差別は決してしてはいけない、コロナが「人の心」を教えてくれた、と綴りました。
不安や恐怖によって生まれてしまう「差別の芽」。それを摘むことができるのは、唯一「人の心=思いやりの心」だけ。コロナに打ち勝つためには、「人の心」を失ってはならないと多くの子どもたちが気づいてくれたことは、嬉しい限りです。

過去3年間の入賞・入選者はこちら

第47回(令和4年度)入賞・入選者【PDF】
第46回(令和3年度)入賞・入選者【PDF】
第45回(令和2年度)入賞・入選者【PDF】

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■内容
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